6月末、夏を間近に控えたこの季節が、ぶらぶら猫は一番好きだ。日曜日が好きだからこそ、その前の土曜日が好きなごとく、夏が大好きなぶらぶら猫は、同じ理由で、夏よりも、その前の初夏、春が好きなのである。梅雨で雨の日が多いのは残念だが、それでも梅雨の合間の晴れの日には、「仕事」である、ぶらぶら散歩に繰り出す。
しかし、今年は事情が大いに変わってしまった。それは、福島第一原発事故による放射能汚染である。首都圏の大気中の線量は随分下がったとはいえ、地表付近にはホットスポットが点在し、気分よく散歩する気になれない。屋内に閉じこもるよりも外にいることの方が好きなぶらぶら猫も、なんとなく外に出かけたくない気分になってしまうのだ。
ところで、最近、東京の街歩きを憂鬱にしている元凶が、もうひとつある。紫煙である。オフィスでの禁煙が厳しくなり、喫煙者がビルの裏扉などで吸いだした。ビルの裏扉は、ぶらぶら猫がぶらつくのが好きな、裏路地に面していることが多い。結果、裏路地を歩いていて紫煙に遭遇する機会が、増えてしまったのだ。
放射能と紫煙と、どっちが体に悪いかなんて、くだらない議論をしていた学者がいたが、ぶらぶら猫には、どっちもごめんである。
0 件のコメント:
コメントを投稿